内閣府のガイドラインと園の防犯対策について
ICTシステムを導入している保育施設であることとともに保育士や保護者から選ばれる園の特徴として、防犯・防災・事故対策が徹底していることが挙げられています。
内閣府の「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン」に沿った対策が取られているかどうか、園見学の際には見られているので、改めてチェックしておきましょう。
保育環境
内閣府の「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン」による保育環境について確認しましょう。
日頃から環境整備を行うことは勿論であるが、危険と思われる個所は、適宜
対策を講じる必要がある。子どもの年齢や発達を踏まえて、保育環境を整備し
安全に遊べるように努める。
出典:教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン/内閣府から抜粋
事故や災害はもちろん、犯罪も予測できないので日頃の点検や対策は重要になります。
ICTシステムを導入しているタブレットにいつでも確認できるようガイドラインを入れておくこくと便利です。
いざというときに子どもたちを守らなければならない保育士、大切な子どもを預ける保護者も選ぶのであれば防犯・防災・事故対策を徹底している保育施設なのではないでしょうか。
防犯対策・災害対策
内閣府の「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン」による防犯対策は以下の通りです。
●必要なときに施錠されているか
●不審者の侵入に対し防御の用意はあるか点検する
●その他にできる防犯対策として、防犯カメラの設置や園内外の定期的な見回りなど
災害対策として以下の項目が挙げられています。
●災害時の避難口、避難経路が確保されているか、常に意識する
●非常口の近辺には物を置かない
●カーテン、装飾などに使う布や置物などは、防炎加工してあるもの、ま たは有毒ガスなどが発生しないものを使用する
出典:教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン/内閣府から抜粋
ガイドラインに沿った項目にプラスして、防災時のマニュアルを作成して職員間で共有しておくことや各保育室に防災バッグを用意しておくなどの対策が必要になります。
また、保育施設内外の状況にもよりますが、事故対策として以下の項目を確認しておくと良いでしょう。
●家具類にストッパーや転倒防止措置
●コーナーの配置に気をつけて死角をつくらないようにする
●家具の角にカバーをつけて怪我をしないようにする
●子どもが自由に開閉できないように倉庫や用具入れの戸を施錠しておく
●つまずいて転ばないように絨毯のはしを固定する
まずは自園の安全点検から始めてみてはいかがでしょうか。