保育ICTシステムを導入するメリットとは
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、緊急事態宣言が再度発令されました。
保育施設や学校はお休みにならないため、保育士にかかる負担はさらに増えています。
少しでも業務負担を軽くして、子どもたちの不安に寄り添いたいところです。そこで導入したいのが保育ICTシステム。
さまざまなICTシステムが開発されていますが、導入するとどういったメリットがあるのか保育士への影響をご紹介しましょう。
保育士業務の効率化
保育士は子どもたちのお世話に加えて膨大な事務作業を抱えています。
特に年明けのこの時期は来年度に備えての準備を着々と進めていかなければならない時期。
新しい生活様式に合わせてさまざまな感染症から子どもたちを守りつつ業務も進めていかなければいけません。
そしてその事務作業のほとんどをICTシステムを導入することで効率化が図れるのです。
これまで多くの時間をかけていた日誌や年間指導案などもオンラインで作成、主任保育士や園長、他の保育士ともリアルタイムに共有ができ印刷も不要。
過去のデータや分霊を参照にすることができますし、修正もすぐにできるので作成時間が短縮できます。
保育の質向上
保育士の事務作業がICTシステムの導入で効率化されるため、子どもたちと向き合う時間をたくさん確保できるようになります。
子どもたち一人ひとりの個性とじっくり向き合う保育が可能になるため、保育の質向上にもつながるでしょう。
ICTシステムで子どもたちの健康状態や成長の様子を記録・管理し、保育士同士で共有することで連携も取りやすくなります。
発達に問題がある子やアレルギーがある子にもより早く気づく可能性も高まり、それに付随する知識や対応を考える時間もできるでしょう。
保育の質が向上することによって保護者から子どもたちからも信頼される保育施設になれます。
人間関係の円滑化
子どもたちの様子や保護者からの連絡をリアルタイムで管理者とも保育士同士でも共有ができるため、円滑に子どもたちの保育にあたれます。
早番遅番の引き継ぎの際に申し送り事項の漏れがなくなるので保育士同士の人間関係が円滑になります。
また、朝夕の忙しい時期、お互いに話す時間の余裕がない保育士とは、出欠連絡や緊急連絡事項を伝えることも難しいものです。
しかしICTシステムを導入していれば、保護者が緊急連絡をするときも保育施設側からの連絡を受ける時も都合の良い時間にメールやチャットなどで確認できるので、電話連絡のように時間を気にしたり言った言わないの水掛け論になることもありません。
連絡帳も手書きから専用アプリでやりとりできるようになると保護者にとっても記入がしやすくなるため手間が省けます。
写真販売などの機能も展示する保育士の手間や写真を閉園間際に確認する保護者をあせりから開放してくれるので、保育施設だけでなく保護者にも大きなメリットとなるのです。
