保育お役立ち情報

ICT化の懸念材料を解消するためにやりたいこと

2020.9.25 保育お役立ち情報 , , , ,

常時人材不足である保育施設ほど業務効率化のために保育ICTシステムの導入は検討の余地があります。
メリットの大きなICTシステム導入ですが二の足を踏んでいる保育施設も。
その懸念材料を解消するための取り組みについてご紹介しましょう。

■ICTシステム導入のメリットを知る
自園でのICTシステム導入のメリットはあるか、今までの仕組みを変える必要があるのかと前向きになれない経営者はいらっしゃるでしょう。
確かに改革をするには仕組みを変える必要があるので時間と保育スタッフと保護者の協力が必要になります。
しかしそれを差し引いてもICTシステム導入のメリットの方が上回るかもしれません。
まずはそのメリットを知り、自園での必要性を判断することが大切でしょう。
園児の情報管理などだけで無く、これまで保育士一人ひとりの文書作成や事務作業の多さによる長時間労働や園児一人ひとりの保護者との連携など保育士の離職につながるような大きな問題をICTシステムを導入することで解消される可能性があります。
保育士の業務負担や保護者との連携といった観点からICTシステム導入のメリット・必要性を考えてみてください。

■ICTシステム導入の際活用できる補助金制度を知る
国からの補助金制度を利用することが可能なICTシステムの導入。
保育士の業務負担軽減のためのICT化であれば、1施設あたり100万円を上限にするなど自治体によって上限は異なりますが、だからこそ把握する必要があるでしょう。
補助金の内容は基本的にリース料や工事費、備品購入費など対象も幅広いので、メリットとして考えて確認してはいかがでしょうか。
厚生労働省の2020年度 保育関係予算概算要求の概要でもICT化を行うために必要なシステムの導入費用の予算要求を行っているので、ICT導入は国が力を入れていることだとわかります。

■ICTシステム導入へのサポート体制が整った企業を探す
ICT導入に関して、自園だけで考え導入することに不安をおぼえる経営者や運営者もいるのではないでしょうか。
サポート体制が万全に整っていなければ、実際に導入した上手くシステムを活用できず、逆に業務負担が増える可能性もあります。
導入の手助けをしてくれるサポート体制の整った企業を選ぶことが大切です。
ICTシステムの内容はもちろん、サポートに対する費用など、総合的に判断して企業を選定するとよいでしょう。

■ICTシステム導入の計画をたてる
まずは情報収集をして導入が決定したら申込みをします。
それから職員への説明や研修を行い、運用の開始となるでしょう。
その後も自園に合わせたカスタマイズをするための課題や問題点の話し合いなどが必要になってきます。
システムを導入することが決まれば、しっかりと保育スタッフに説明しましょう。
ICTシステムの企業にサポートをお願いするとスムーズです。
本格的に運用をする前に、保育士に向けた援助と体制をしっかりと整えること、定期的な課題や問題点の洗い出しなどをしながらICTシステムをしっかりと活用していきましょう。

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