保育お役立ち情報

時代のニーズに対応した園長の役割を再認識する「園長等運営管理研修」とは

2020.9.4 保育お役立ち情報 , , , ,

園長とは縁で起きる全ての事柄や問題に目を向け、意志決定をしなければいけません。
しかし園児とその保護者だけでなく、細部の事まで把握し対処することは難しいもの。
また、時代遅れの保育や対応をしないよう、時代のニーズに対応し、職員の力も活かせることが園長の役割です。
その役割を再認識するための研修が「園長等運営管理研修」。
どのような研修で、研修を受けられた運営管理者がどのような感想をもったかご紹介しましょう。

■「園長等運営管理研修」とは
文部科学省の「幼稚園教育理解推進事業」の一つとして行われる「園長等運営管理研修」。
公立・私立の幼稚園の園長及び認定こども園の園長、保育所の所長等が集まり、「時代のニーズに対応した新しい幼稚園等の機能と園長の役割」、「他の職員の力を信じて任せること」「仕事の割り振り方」や「職員への声のかけ方」、「職員の力を活かした園の運営」などを学びます。
それぞれの項目の重要性を再認識し、具体的に職員の褒め方や動かし方を身につけて行くことが目的です。

■「園長等運営管理研修」の一例
同じ「園長等運営管理研修」でも主催や開催状況によって内容が変わるためその一例です。
●園長に求められる役割
・リーダーシップ
・保育の質を向上させる
●より良い園をつくるために
・世界の動向から予想される今後の保育の在り方
・若い先生の課題と育てていくための解決法
●仕事は皆でする
・業務負担のポイントを抑える
・ワークライフバランスを考える
●仕事の割り振り方
・仕事を任せる意味を伝える
・仕事を振るロールプレイング
●職員を動かす
・職員を褒めて喜びを与える
・職員の褒めるところを発見する

■受講した園運営・管理者の声
・自分の意見だけでなく、各園で行っている工夫を聞くことができ、視野が広がり大変参考になりました。(認可保育園園長)
・職員のよいところをたくさん見つけ、信頼関係を構築して風通しのよい職場作りをしていきたいです。(認可外保育所長)
・職員一人ひとりをねぎらい、頑張りをほめ、今以上に何でも話し合える雰囲気作りを明日から実践していきます。(認定こども園園長)
・研修を受けたことでぼんやりしていたことが組み立てられた気がします。職員への言葉掛けは具体的に行っていきたいです。(小規模保育園園長)
・職員一人ひとりのタイプや性格を理解し、何を任せていくかを考える時に今回の受講経験を活かしていきたいと思います。(園運営者)

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