求人に応募してくる保育士が気にしているポイント
来年度の新卒採用や保育園見学、産休に入った保育士の代わりや新しい保育園の開設のためのオープニングスタッフ。
常に人手不足と言われる保育施設のスタッフですが、保育士は求人票や園見学のどこを見て応募しているのでしょうか。
こちらでは保育士が求人で気にしているポイントをご紹介します。
求職者を呼び込むにはどの部分を重視しているか知るのが大切です。求人票に盛り込む情報の参考にされてください。
■応募する保育士が求人で気にしているポイント
●給与・待遇
保育士に限らず、求人票で気にする部分として一番あげられるのは給与ではないでしょうか。
保育士の転職理由として給与アップは上位に入ります。
せっかく転職するのだから、少しでも給与は上がる方がいいと考える方がほとんどです。
給与・待遇に関する記載は、基本給だけで無く、賞与や昇給についても記載するのがポイントです。
年俸制か賞与ありの月給制を選べる給与形態を導入している園もあり、園独自のキャリアアップ制度などについて記載しておくのも求職者の興味をひく可能性があります。
●勤務時間と業務内容・業務量
勤務時間や業務内容、業務量についても保育士が気にするポイントです。
一日の労働時間を明記し、早番や遅番があるかどうか、その回数とシフト、休憩時間などをわかりやすく盛り込みます。
行事前後にどうしても残業が増えてしまうタイミングがありますが、その時にどのように業務効率化の工夫をしているか、具体的な取り組みを記載しておきましょう。
ICTシステムを導入している、タブレット操作が苦手な方も簡単操作で安心、など記載しておくと業務効率化や新しいことにも取り組もうとする方が応募してきます。
●職場の雰囲気
保育業界は人間関係で離職が多くなっていることはご存知でしょう。
日々勤務していく中で、園内はもちろん事務所など職場の雰囲気は非常に重要です。
人間関係や園の雰囲気になじめなければ、せっかく入職してもらってすぐ離職につながりかねません。
ICTシステムを導入している場合の職員間の情報の共有方法や保護者とのコミュニケーション方法などの記載や、アットホームな雰囲気、幅広い年齢層の保育士が安定的に働いていることなどを記載しておけば、求職者も安心して応募できます。
園の雰囲気が伝わるような写真を掲載することもおすすめです。
●休みのとりやすさ
職場の雰囲気にもつながってきますが、有給休暇、産休・育休などの休みをとりやすいかどうかも転職を考えている保育士にとって関心が強い項目です。
保育業界は休みがとりにくいイメージですし、年間休暇日数や有給休暇、休日の明記は重要になります。
先輩保育士のコメントとして休みのとりやすさについてコメントを載せるのも求職者の安心材料になるでしょう。
●保育方針
こちらも職場の雰囲気につながる重要な項目でしょう。
たくさんの求人情報がある中で、大きく独自性をアピールできる部分でもあるので、モンテッソーリやテファリキ、英会話、体操など独自のカリキュラムがある場合は積極的に記載することをおすすめします。
園によってそれぞれ大切にしていることが違うので、求職者に興味をもってもらえるきっかけになるでしょう。