保育お役立ち情報

【テファリキ】子どもの能力を伸ばす教育方針を家庭へ【提案】

2020.7.24 保育お役立ち情報 , , , , ,

以前ご紹介したテファリキ
1996年からニュージーランドで導入されている教育方針に基づいた幼児教育のことです。
子どもたちそれぞれの個性・特性を活かして自分で考えて社会性を身につけていくという考え方を日本でも取り入れる保育施設が増えています。
工夫をすることで家庭でも取り入れられる「テファリキ」。
子どもたちの能力を伸ばすために、家庭に提案してみてはいかがでしょうか。

■外遊びを積極的に取り入れる
心理学者の石﨑一記氏によると、外遊びは、自律性や有能感、集中力や発想力といったあらゆる能力を育てる効果が期待できるとのことです。
ただし、外遊びの際に保護者が「ああしなさい」「これはだめ」と口を出していては、自立性は育ちません。
また、子どもが「見てみて!」と誇らしげに言ってきた時に、素っ気ない態度を取ると有能感が育ちません。
子どもを尊重し、子どもと一緒に楽しむ事が大切になるのです。
休日は食事やお昼寝意外の時間を積極的に外遊びに使うように心掛けてみてください。

■危険なものを取り除かない
子どもがいる家庭では、けがの原因になりそうなものは徹底的に隠していることがほとんどでしょう。
母子手帳にもその旨が記載されていますし、保育施設でもそのように取り組んでいるところがほとんどです。
しかし、テファリキでは金づちや釘、のこぎりなどを使ってDIYをするような大工さん遊びを積極的に行っています。
もちろん大人がしっかり見守りながら使わせることで、安全に配慮すること、危険であることを考えながら、子どもたちの成長を促すのです。
創造性を延ばすことはもちろん、失敗を乗り越える能力も身につけられます。

■同調圧力で習いごとをしない
「隣の子もやってるから」「みんなやってるから」「自分の子どもだけ習いごとをしていないのはかわいそう・不安」といった理由で子どもを習いごとに通わせている保護者は少なくありません。
お金を払って教育というサービスを先生や講師から受けることに委ねているだけでは、保護者自身が育児に自信がなくなる可能性もあるのです。
保育施設に習いごとの送迎バスが来て、保育士が習いごとへ向かう準備を促してくれると行った場合は、園単位やクラス単位で同じ習いごとをしている場合もあるでしょう。
子どもたちそれぞれが「やりたいから」「興味があるから」という理由で始めたのであれば問題ないですが、「みんな行っているから」「おいていかれるのは嫌だから」という不安から通っているのであれば、そこから自分の能力として育てていくのは難しいでしょう。
自分で考え、自分のやりたいことを遊びの中から学び、自分の得意な分野を伸ばしていくことが大切です。
本当にその習いごとが必要かどうか、家庭で見直してみることをおすすめします。

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