絵本専門士とは
保育士をはじめ、教育や絵本にたずさわる仕事の人たちの専門性の深さと、その知識を育児や教育、福祉などさまざまな分野で広め、役だてる資格として、現在注目を浴びている「絵本専門士」。
保育士から転職をする際にも持っていて損はなさそうです。
どのような資格で、どうやって取得するのでしょうか。
■絵本専門士とは
2014年度から導入された、民間団体が管理・認定する資格の一つ。
具体的には「独立行政法人国立青少年教育振興機構」が養成講座を運営、認定している民間資格になります。
絵本に関する高度な知識、技能及び歓声を備えた絵本の専門家です。
絵本の読み聞かせに関する民間資格は「絵本専門士」以外にもありますが、受講資格が絵本に関する実務経験者に限られていることや、専門性の高い絵本の専門家が講師を務めるなど、認知度や信頼性が高い資格となっています。
絵本専門士の資格取得方法
2012年、有識者による絵本にかかる専門家の要請に関する検討会が立ち上げられました。
地域社会全般に子どもたちの健やかな成長を促す絵本の可能生とその活用法を普及させ、実際に絵本の読み聞かせ・ワークショップを開催し読書活動の推進に携わる絵本の専門家の養成が必要であることから絵本専門士の資格ができました。
前述の国立青少年教育振興機構が主催する「絵本専門士養成講座」を受講し、修了課題を受けることで絵本専門士の資格を取得できます。
「絵本専門士養成講座」全5回を全て受講しなければいけません。
絵本専門士の受講資格
「絵本専門士養成講座」は絵本に関する一定の知識や経験を備えた方を受講対象としています。
受講資格を満たし、受講者選考に通ったら「絵本専門士養成講座」を受講することができるのです。
受講資格は以下の通り。
・子どもや絵本に関連する資格を有する者
・絵本に関わる実務について、原則として3年以上の経験を有する者
・絵本に関わる活動に携わり、原則として3年以上の経験を有する者
・絵本学や児童文学、美術について研究実績を有する者 等
例えば、司書・司書捕・保育士・幼稚園教諭・小学校教諭の有資格者で3年以上の実務経験がある方。
絵本などの出版経験のある方。
絵本や児童文学について研究している方など、保育士などの有資格者や実務経験がある人に限られています。