企業主導型保育所って?
保育士のための転職サイトなどを見ていると、保育施設の種類に「企業主導型保育所」というのをご覧になられたことがあるかと思います。
企業主導型保育所とはどのような保育施設なのでしょうか?
最近増えだしている企業主導型保育所についてご紹介します。
■企業主導保育所とは
内閣府が始めた企業主導型の事業所内保育事業。
企業が社員の家庭を支援するための制度で、事業所内に保育施設を完備するというものです。
しかし、今までの事業所内保育とは管理側が違い、その違いによって保育の質や雇用条件が変わってきます。
待機児童解消のためだけでなく、働き方改革による多種多様な就労形態を実現し、男女問わず仕事と子育ての両立をさせることを目的としています。
■企業主導保育所の特徴
内閣府が企業主導型保育事業の特徴として謳っているのは
● 働き方に応じた多様で柔軟な保育サービスを提供
● 複数の企業が共同で設置可
● 他企業との共同利用可
● 地域住民の子供の受け入れ可
● 認可施設並みの助成を受給
というもの。
複数の企業が共同で設置できるということで、企業の導入ハードルを下げています。
仕事と子育てを両立させ、なおかつワークライフバランスを整えるための整備の一環として生まれたのが企業主導型保育です。
■企業主導型保育所と事業所内保育所との違い
企業主導型保育所と事業所内保育所はよく同じものだと勘違いされる方がいらっしゃいますが、厳密には違います。
事業所内保育所は行政が管理している認可事業。
企業主導型保育所は設置している企業が管理しています。
事業所内保育事業は行政が定期的に管理している場合もあり、その保育の質が保たれていますが、企業主導型保育事業は各事業者によって変動するため、その保育の質、職員への待遇などもさまざまです。
転職する場合はしっかりとその違いを理解しておくことが必要になります。