保育お役立ち情報

園長先生で決まる!保育園の安全性

2019.3.15 保育お役立ち情報 , , ,

保育のICT化で安全性にも配慮した保育施設が増えてきましたが、それは保育士の負担を軽減するためであって最終的には保育士の目で安全性は保たれます。
そのため保育園の安全性はその方針を決める園長先生で決まると言っても過言ではありません。
園長先生は大きく4つのタイプに分けられます。
あなたの保育園の園長先生はどのタイプでしょうか?

■園長先生のタイプ
保育園の特徴を見分ける方法の一つに園長先生のタイプ分類があります。
大きく4つのタイプに分けられる園長先生。
まずは親や親戚が保育施設を経営していたから受け継いだ「世襲型」。
その世襲型も、先代から引き継いだ「福祉・保育とはこうあるべき」といった理想をかかげ、良いところを残し、現代に則した新たな風を吹き込みながら園や地域社会を発展させようと意欲に溢れている「世襲型1タイプ」、保育園にほぼおらず、運営には関わっているけれど保育に関しては現場に考えを押し付けるだけで、現場も「園長はいないもの」として保育に当たっている「世襲型2タイプ」に分かれます。
そして「起用型」。こちらは保育士から始め、園長先生に起用された、現場と保育士のことを一番理解しているタイプ。
最後は雇われ社長や雇われ店長といった「雇われ型」。運営側から雇われて、園のマネージャーを任せられているタイプです。

■世襲型1タイプの安全性
結論から言うと、一番安全性に配慮して安心できるのはこの世襲型1タイプ。
自己研鑽や情報収集、勉強にも手を抜かず、保護者の意見もよく聞いてより園を発展させようと意欲に溢れているので、現場の意見もよく聞きますしヒヤリハットにもしっかり対応している園長先生が多いです。

■世襲型2タイプの安全性
ほとんど園におらず、保育団体で知り合った仲良し園長と楽しく過ごすことが主な仕事と言える園長先生。
保護者から質問をされても噛み合わない対応をしたり、自分の考えを押し付けて終わる方が多いです。
現場からの信用もないですし、事故が起きたり保護者からの通報と告発でやっと安全面に腰を上げるので、安全レベルは低い傾向にあります。

■起用型
新人保育士からのたたき上げである起用型の園長先生は保育に関してはプロフェッショナル。
保護者の不安や質問、安全性への対応策も自身の経験を元に対応ができます。
ただし、昔からの自分の経験に裏打ちされている分、昔の保育に固執するあまり保育に柔軟性がないことも。
お金に関することや労使に関連することも苦手なので、保育システムを導入して安全性への対応にICTシステムを利用するという若い保育士の訴えをなかなか取り入れられない傾向があります。

■雇われ型
社会福祉法人や大手の保育事業を展開する企業が運営する保育園の園長先生に多く見られる雇われ型。
園長先生個人には問題がないことが多いのですが、問題は運営側の法人や企業。
ちょっとしたトラブルが発生するたびに再発防止策として園長先生を更迭するのでコロコロと人が変わるのです。
安全性への配慮は完璧でも、保育士はもちろん、保護者の不安をかってしまいます。

どの保育園も安全性が保障されているということはありません。
安全は保育園で働く人がさまざまな配慮をして作り上げていくものです。
どのタイプの園長先生も安全に対する意識を高く持ち、子どもたちに興味・関心を向け、ICT化を含め最新の情報を収集し、保育士と子どもたちのために努力される方であることが大切であるといえるでしょう。

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