保護者に伝わる連絡帳の書き方とは?
保護者との大切な連絡ツール、連絡帳。
手書きはもちろんICT化でメールやアプリで伝える場合も伝わりやすい書き方のコツがあるのです。
毎日のように記載する連絡帳だからこそ、伝える力をつけて業務時間軽減に努めましょう。
■連絡帳で伝えるべき情報
●保育士から保護者へ
・子供の様子
・エピソード
ポジティブな内容で、上手にできたことなどを添えるのがポイントです。
お昼寝の様子や怪我をしたことなども保護者の安心感と信頼を得るために細かいことも包み隠さず記載します。
家庭でお願いしたい対処法なども忘れず記しておきましょう。
●保護者から保育士へ
・子どもの体調
・家庭での様子
何気ない様子であればよりよい保育につなげるヒントになりますし、体調不良が記載されていれば他の保育士にも共有し、いつもより気を配ります。
相談事が記されていれば、親身に寄り添うようにしましょう。心配事に対する具体的な園での対応やその後の様子なども記載します。安心感を与えるためにも返信は必ず必要です。
■伝わる連絡帳の書き方のコツ
●5W1Hを盛り込む
When(いつ) Where(どこで) Who(誰が)
What(何を) Why(何故) How(どのように)
なにも思い浮かばないという困った状況でも、この5W1Hに当てはめていくと思い浮かぶことがあります。
何よりその場にいない保護者に生き生きとしたお子さんの様子が伝わります。
ここにお子さんの様子や感情や表情を盛り込めば、お子さんの日々の成長を楽しみにしている保護者に喜びを感じさせることができるでしょう。
●保護者が知りたいことにきちんと応える
保護者から書き込まれる質問や心配事はしっかりと把握し的確に答えられるように努めましょう。
知りたがっていることや不安に思っている内容が子育てに関することであれば、保育園でのお子さんの様子を交えてアドバイスするのがおすすめです。
敬意と感謝をもってコミュニケーションをとることを忘れずに。
お友達とのトラブルや怪我、体調不良などもいたずらに不安を与えないように状況と経緯を含めて伝え、家庭での対応や病院の受診の必要性などの判断ができるように伝えます。
園側の不手際の場合はきちんとお詫びを添え、口頭でも伝えるようにしましょう。
■保護者が関心をもってくれる工夫
基本的なコツを抑えたら、下記のことを加えてみましょう。
●お子さんが話していたことを添える
何気なく話してくれたことを伝えることで、保育士との関係が良好であることを保護者に伝えられます
●他の保育士や子どもたちにお子さんの様子を聞く
連絡帳の内容をより充実させることができますし、その子の知らなかった一面も見ることができます。
●保護者を褒める
生活のちょっとしたことで、家庭でのしつけや習慣、教育と結びつけて保護者の子育てを褒めることで親としての自信を持ってもらえます。
●家庭での様子を聞く
家庭での生活習慣や様子を聞くことで、よりよい保育につながりますし、保護者への気づきにもつながります。