保育お役立ち情報

【新型コロナ】保育士と園児をつなぐ【ZOOM】

2020.5.8 保育お役立ち情報 , , , , ,

新型コロナウイルス感染拡大防止による外出自粛のため、休園措置をとっている保育園も多数あります。
そんななか、ICTに不慣れな保育士さんがアプリを駆使し、子どもたちとつながるためにオンライン保育を開始しました。

オンライン保育
休園措置をとる保育園や幼稚園など保育施設の中で、ICTシステムを活用した「オンライン保育」に取り組む施設が増えています。
ICTに不慣れな保育士さんが手探りで奮闘。
緊急事態宣言の期間中保育園を原則休園とした東京都杉並区にある保育園では、保育士らが「ZOOM」というオンライン会議で知られるアプリを利用し、自宅から「朝の会」を配信しています。

子供たちに好評
配信が始まるころには「朝の会」を心待ちにした子どもたちが、保護者のスマホやパソコンなどのモニターに吸い寄せられていきます。
2歳児も「先生と もしもし?」とせがむほど。
点呼や体操、歌、健康観察など保育園でいつも行われる「朝の会」。
30分ほど画面の中の保育士が行う歌や手ぶり身振りを懸命にまねっこ。
始まりと終わりに保護者に音声を送る設定にしてもらい、朝のあいさつとさよならを保育士に伝えます。

保護者に好評
配信が始まる平日午前9時半が近づくと子どもたちからせがまれるので、自宅で過ごしている保護者も自然と生活のリズムが整うことになります。
テレワークなど在宅勤務をしていない場合、どうしても生活リズムが崩れがち。
しかしオンライン保育があると親子で保育士とほかの園児、ママ友たちに画面越しで対面するので、朝起きて身支度をするというルーティンは崩れません。
子どもたちが起きなかったり、ぐずって着替えない場合も「先生ともしもしするよ」と声をかけると動いてくれるのだとか。
外出自粛が1か月以上続き、保護者も曜日の感覚がなくなりそうな生活の中で朝の30分が平日であることを教えてくれ、子どもとの生活を整えてくれる、とても助かると好評を得ています。

保育園にも好評
保護者と園児、保育士をつなぐICTシステムとしてオンライン会議アプリ「ZOOM」はその操作法やダウンロードが簡単なことから不慣れな保育士にも好評を得ています。
なにより長い間子どもたちとずっと家庭内で過ごす状況で、家庭内の雰囲気が画面越しに伝わりますし、子どもたちの表情もわかるので、休園中の安心材料になります。
子どもたちに会いたい、人と触れ合いたい、保育技術を発信していきたいという気持ちとストレス緩和につながるので、今後も広がっていくでしょう。