保育ICTシステムでSDGs
SDGsへの取り組みが顕著になり、現役保育士を対象とした「保育の現場におけるSDGsの取り組み」に関する調査が保育運営企業で行われています。
多くの保育士がSDGsへの取り組みに関心を寄せていることが明らかになり、SDGsに対する保育士の意識の高さが伺える結果となっています。
こちらでは実際に保育施設で行われている取り組みや、ICTシステムでできるSDGsなどについてご紹介しましょう。
参照:株式会社明日香「保育の現場におけるSDGsへの取り組み」に関する実態調査
保育施設のSDGsの取り組み
2015年9月の国連サミットで採択された「SDGs」。
「勤務する保育園がSDGsに関する取り組みを行っているか」の質問に、取り組みを行っている保育園が約1年前で61.1%、現在は7割以上となっています。
具体的には牛乳パックやペットボトルを使った工作や公園の掃除などです。
また、5割以上の園がICTシステムによるペーパーレス化を挙げています。
連絡帳やお便り、各種書類もスマホやパソコン、タブレット端末上でやり取りができますし、作成後の書類もICTシステム内の書類管理機能で格納・管理することができます。
自治体とのやりとりもオンライン上で完結するため、これまでちょっとしたことで何度も印刷されていた紙の使用頻度が低くなったのです。
選ばれる保育施設はSDGsに取り組んでいる
「保育の現場におけるSDGsの取り組み」に関する調査によると9割の現役保育士が「SDGsに取り組んでいる施設や団体に就職したい」と回答しています。
「より良く進化するところが良い」こと「SDGsに取り組んでいる団体は労働条件についても考えていそうだから」といった理由が挙がりました。
そして、保育園側からそういった取り組みを行っていることを内外に発信することを良しと考えています。
環境問題や地域貢献に関するSDGsに保育園から取り組めば「子どもたちも身近に感じやすい」「地域交流で子どもたちの学びにつながる」など子どもたちの成長をおもっての理由が挙げられています。
集団生活を通して子どもたちの「生きる力」を育むため、不安定な社会情勢のなかだからこそSDGsに積極的に取り組んでいる保育施設は選ばれています。
世界が推しているSDGsの取り組みと政府が推進しているICT化。どちらも子どもたちの未来のための取り組みになります。
志が高い保育士にこそ選ばれる基準になっているのです。