保育お役立ち情報

年齢別お昼寝時間の適切な長さ

2024.6.20 保育お役立ち情報 ,

 

お昼寝は子どもの健康的な成長と発達にとって欠かせません。適切なお昼寝は、子どもの気分、行動、学習能力、さらには全体的な健康に良い影響を与えます。
子どもの成長に伴いお昼寝の必要性と長さは変わるため、年齢に応じてじゅうぶんにお昼寝させることが大切です。

新生児(0~3ヶ月)

新生児は非常に多くの時間を睡眠に費やします。この時期の子どもたちは、夜間連続して長時間寝ることが少なく、昼夜問わず多くの短い睡眠を取ります。
一日の総睡眠時間は14~17時間が理想的ですが、その大部分がお昼寝が占めることになるでしょう。新生児の睡眠は非常に断片的であり、数時間おきに1~3時間の睡眠を繰り返すことが一般的です。

 

乳児(4ヶ月~12ヶ月)

乳児期になると、夜間の睡眠が長くなるにつれて、昼間の睡眠は徐々に減少。この時期の赤ちゃんは通常、一日に2~3回のお昼寝をします。
各お昼寝は1~2時間が適切で、午前中に一度、午後に一度または二度のペースで寝る子が多いです。この睡眠パターンは、夜間の睡眠を支え、日中の活動エネルギーを補充するのに役立ちます。

 

幼児(1歳〜3歳)

この時期の子どもたちは通常、一日一回のお昼寝に移行します。お昼寝時間は約1~2時間が理想的で、多くの場合は昼食後に寝るというサイクル。
適切な時間にお昼寝をすることで、夕方までの活動に必要なエネルギーを確保し、夜間の睡眠の妨げにならないようにします。午後遅くのお昼寝はリズムとしてあまりオススメではなく、最適な時間帯は午後早めです。

 

幼稚園・保育園児(3歳~5歳)

多くの園児はお昼寝の必要性が減少しますが、個々の発達に応じて短いお昼寝がまだ必要な場合もあります。
この年齢の子どもには30分~1時間のお昼寝が推奨されることが多く、特に成長期や非常に活動的な日の疲れを取るのに役立ちます。お昼寝は、日中の気分や行動の安定を助け、学習能力の向上にも寄与します。

 

学童期(6歳~)

学校に通うようになった子どもたちは通常、日中のお昼寝を必要としませんが、極端な疲労や特定の健康状態下では短い休息が必要です。
15~20分の短いお昼寝は、特に疲れが蓄積している日に集中力を回復させるのに最適。学業やその他の活動において、パフォーマンス力をアップさせます。

 

まとめ

子どもの適切なお昼寝時間は、その成長段階や個人によって異なります。
しかしすべての子どもにとって、規則正しいお昼寝習慣は、子どもの夜間の睡眠の質を向上させ、健康的な発達を促進します。
保育施設ではICTシステムの「午睡チェック」を使って、おうちでも子どもの行動や健康状態に注意を払いながら、最適な睡眠スケジュールを調整することが重要です。

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