保育お役立ち情報

どうすれば信頼される?保護者対応のコツ

2023.10.20 保育お役立ち情報 , ,

ご存じのとおり、保育士の仕事は子どもの世話だけにとどまらず、多岐にわたっています。
中でも、多くの保育士たちが悩みを抱えるのが保護者対応。
ちょっとした行き違いや考え方の違いから、トラブルに発展するケースも少なくありません。
ふだん保護者の方々と接するときに、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか。

 

挨拶や言葉遣い

保育士に限らず、大人として当たり前のことですが、いつでも明るく挨拶をしましょう。
保護者対応のトラブルの多くは、コミュニケーション不足から生まれます。苦手なタイプの保護者にも、まずは「おはようございます」や「おかえりなさい」など、送り迎えのときに挨拶をすると、次に子どもの話題などにつなげやすいはず。
また、こちらは親しみを込めたつもりでも、友達のような言葉遣いをされると不快に感じる保護者もいます。特にお願いをするような場面では、「~してください」とか「~していただけると有難いのですが」など、丁寧に話すようにしましょう。

 

信頼関係

保護者たちは子どもを通して、保育士の皆さんがどんな人なのかを見ています。おうちで子どもが楽しそうに先生の話をしているのを聞いて、信頼するのです。
一方で、子育てで大変な保護者自身に寄り添う姿勢も大切。送り迎えのとき、前述した挨拶のあとに「今日もお疲れ様です」とか「最近いかがですか?」など、ひとこと付け加えるだけで、距離が縮まるきっかけになります。自分からは悩み事を話しづらい人も、保育士からの声掛けに応える形で、話が切り出しやすくなるでしょう。
また、保護者からクレームを言われたら、まずは最後までしっかり話を聞いて共感してあげてください。否定や反論はせず、かといって安易に謝罪するのもトラブルの元。代替案を提案するなど、きちんと向き合って最後まで対応することで信頼が回復できます。

 

ネガティブな報告

保護者と連絡帳をやり取りしていると、できる限りプラスの報告をしてあげたくなるでしょう。しかし時には、その子の問題行動や気になる言動についての報告をすることも。しかし、たとえマイナスなことであってもその子が成長している証で、ときには家庭での対応が必要なのです。
ただし、ここでひとつ注意点が。子どものマイナスな側面を連絡帳や電話で伝えると、不快に思われたり事務的に感じられたりする恐れがあるので、直接口頭で伝えましょう。

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