保育お役立ち情報

6割以上の保育士が導入したいと考える午睡チェック

2023.2.20 保育お役立ち情報

保育士の仕事は子どもたちのいのちを預かる仕事なので、責任重大です。
昨今は特に痛ましい事件が続き、安全管理や危機管理に注目が集まり、ICTシステムの導入、防犯カメラ、監視カメラの導入が進んでいます。
そんな中、多くの保育士が注目しているのが午睡チェックシステムです。保育士の午睡チェックの負担を軽くしてくれます。

午睡チェックの負担とは

午睡チェック、いわゆるお昼寝中のブレスチェックは、乳幼児突然死症候群(SIDS)をはじめ、小さなお子さんの窒息死を防ぐための呼吸の確認です。
0歳児は5分に1回、1〜2歳児は10分に1回という規定が設けられています。
午睡チェック中に負担だと感じることに関する保育士へのアンケートによると、1位は「寝ている子どもの見守りと確認」、次いで「布団や機器の準備&片付け」「監査の対応」「午睡チェック表の作成」がほぼ同率という結果になり、約4割の保育士が寝ている子どもの見守りと確認が負担になっていることがわかりました。

担当している子どもの人数が多いとチェックしている間に次の時間が来てしまうので、保育士は休む暇が無いのです。
子どもの命を守るための重要な業務のためその負担はかなり大きいものといえるでしょう。

そんな保育士の負担を軽減してくれるのが午睡チェックシステムです。同じ保育士へのアンケートによると、午睡チェックシステムの導入には6割以上の保育士が前向きな回答をしています。
(※ほいくis調べ)

午睡チェックシステムとは

その名の通り保育施設の午睡チェックの際、保育士が子どもたちを見守る業務を支援するシステムです。
お子さんがうつ伏せになったときに検知したり、午睡チェック表の記入をスマホやタブレットで行うことで保育士をサポートします。
1人ひとりの状態を手書きで記入するのは時間がかかりますが、自動で記録するシステムもあり、その間保育士の目で子どもたちを見守る時間を保持できます。

園児のおむつや肌着、パジャマなどに小型のセンサーを直接取り付けるタイプのものや、布団などの下にセンサーの付いたマットを敷いて、呼吸や心拍などの体動を検知するタイプのもの、天井などに取り付けたカメラによって、園児の体の向きを検知し、うつ伏せ寝などを保育士に通知するものなど、さまざまなタイプがあり、検知した情報を自動でスマホやタブレットに送信して記録していくタイプのものなどがあります。
リストをエクセル形式で出力するなどICTシステム上で連携が可能です。

寝ている様子の検知機能や、午睡チェックの自動記録などで保育士の負担を軽減するため、より安心して子どもたちを見守ることができるでしょう。

PAGE
TOP