【新型コロナ】感染拡大における運営への影響【保育士多忙】

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新型コロナウイルス感染拡大の状況下で、保育所運営への影響についてコドモンが緊急アンケートを行い結果を発表しました。

【新型コロナ】感染拡大における運営への影響【保育士多忙】

■コドモン緊急アンケート
全国の保育施設・職員を対象に実施された「新型コロナウイルス感染拡大の状況下における保育所運営への影響について」の緊急アンケート。
メール案内・WEB回答方式で5日間実施され、245件の回答が得られました。
質問の内容と結果は以下の通りです。

●新型コロナウイルスの発生で、自身の勤務状況にどのような影響が出たか
・少し忙しくなった　53.1％
・とても忙しくなった　27.3％
・変わらない　19.2％
全体の80.4％が「忙しくなった」と応えています。

●具体的にどのような業務が増加したか
・保護者へのお知らせ対応　83％
・変更・中止する行事についての対応　78％
・感染防止のための情報収集　77％
・施設やおもちゃの消毒作業　52％
・毎朝の検温(保護者に依頼)　49％
全回答者の約80%が増加したと回答している「保護者へのお知らせ対応」や「感染防止のための情報収集」などICTシステムを導入している園は軽減していることもあるでしょう。
しかし、複数の業務が同時に増加していることがアンケート結果から分かります。
特に保護者への対応に関わることが保育士の負担にもつながっているようです。

●新型コロナウイルスの影響で現在起きている問題を教えて
・マスク不足　83％
・消毒液や消毒布などの不足　76％
・行事などの中止　68％
上記3つが群を抜いて多く回答されました。
厚労省が「備蓄マスクの放出」に関する通達を出していましたが、ご存知の通り全国的にマスク不足。
預かり対応している学童保育でも問題になっていたことからも保育の現場にまで行き届いていないことがわかります。

●どんな工夫をしているか
・最新の情報を収集するように努めている
・体調不良の園児・生徒は早めに帰宅させる
新型コロナウイルスの影響で現在起きている問題に対する工夫についての回答は上記2つに70〜80％の回答がありました。
現場の職員が同時に複数の点に配慮して業務に当たっていること、そのため負担が増加しているようです。

●あれば嬉しい支援
・消毒・衛生用品（マスクなど）の支援　92％
・保護者からの支援（検温への協力）　47％
・最新の情報にアクセスしやすくなるための支援　38％
消毒や衛生用品に関する支援は2位の回答の約2倍の多さでした。
4月には改善されるということでしたが、未だ難しい状況にあります。
保護者からの支援に関しては、保育士の負担にもつながってくるのでご協力いただきたいところです。
最新情報にアクセスしやすくなるための支援に関しては、ICTシステムのさらなる進化や導入で工夫が可能でしょう。