【スマート保育】問われる信頼と協調【サービス統合】
おすすめの保育園ICT化の比較をする保育システム ランキングでは、ICT化に関するニュースをご紹介しています。
幼児教育・保育の無償化を機に施設の収入が増え、スマート保育化が加速する中、そのサービスを提供する側がバラバラでシェア争いが過熱していくことが考えられます。システムの信頼と協調が問われ、それを見据えて戦略を描かなければなりません。
【【スマート保育】問われる信頼と協調【サービス統合】
■サービスの統合
子どもたちの健康管理や教育の連携先はバラバラになることを保育施設は望んでいません。
本当に必要なシステム1つで丸ごとできることが保育士の負担軽減にも繋がります。
見守りや検温などのデータが連絡帳に統合され、保護者と情報をシェアできることが大切。
サービス間の接続性が高い方が便利なのです。
「保育は教育やヘルスケアのデータをためる最初の現場になる」としているハグモーは、スマート体温計に加え、お昼寝中の見守り体動センサーや連絡帳アプリ、写真アルバムアプリ、送迎バス管理アプリなどのサービスを展開。
サービスの統合を図っています。
ハグモーだけでなく、ユニファもサービスの統合を進めています。
フレーベル館から保育ICTサービス事業を買収。
社のスマート体温計やお昼寝見守りセンサーと、買収した連絡帳サービスを統合し、保育施設を丸ごとICT化していきます。
■データの活用
現場がストレスにさらされる状況で作業を自動化すると、確認が形骸化するリスクもはらみます。
ICTシステムの導入や保育士の交代・引き継ぎの際には丁寧な説明が必要不可欠です。
このタイミングで得られた信頼が施設丸ごとICT化の原動力・信用力になります。
データの活用や連携は事業者毎に戦略が違うため、保育施設が選ぶシステムが乱立すると市場再編も必要になるでしょう。
シェア争いが過熱する前に、事業者同士・システム同士の協調も考える必要があります。
■保育士の負担軽減・離職の抑制
乳幼児の突然死を防ぐため、睡眠中は5分おきに乳児一人ひとりを確認。
保育士はノートをつけ、お昼を食べながらチェックします。人では足りず、作業が寸断されることも。
そうなると見逃しが発生しそれは子どもたちの命に関わり、保育士の大きなストレスになっています。
そこに入るICT化、スマート保育。睡眠中の姿勢をはかり、記録表に自動入力。
今後はICT化が進んでいない保育施設は若い保育士が集まらなくなっていくでしょう。