個人面談を有意義なものにするコツ
保育施設によってさまざまなやり方を行っている個人面談。
うっかり世間話のようになってしまって降園時の引き渡しの延長線になっていませんか?
個人面談を有意義なものにするコツをご紹介しましょう。
■テーブルに癒しのアイテムを置く
日々顔を合わせているとはいえ、改めて個人面談となるとお互いに緊張するもの。
話を聞こうという気持ちが保護者を前傾姿勢にさせたり、落ち着きなく視線を彷徨わせる方がいらっしゃいます。
そんな視線が向かう先に癒しのアイテムがあると気持ちを落ち着かせてくれるものです。
お互いに穏やかにはなせるように、テーブルに一輪挿しや子どもたちに折ってもらった折り紙などを置いておきましょう。
■原稿を用意しておく
生活発表会の後や入園式後の役員選出の後に希望者のみ個人面談を行うといった保育施設では突発的に個人面談の相手が決まるので難しいかもしれませんが、大まかに何を話すかを決めておくのが個人面談を有意義なものにするコツです。
・園での様子
・保護者に聞きたいこと
・保護者に伝えたいこと
を箇条書きにまとめておきます。
話が脱線しても戻ってくることが大切です。30分くらいの時間なので盛り込みすぎないようにしましょう。
■終わりよければすべてよし
「ダメなところをたくさん言われる」と緊張しながら面談に訪れる保護者は少なくありません。
保護者に嫌な思いをさせず、なおかつ「こんなところを直して欲しい」という話をしっかりと伝えるには、話をする順番が大切です。
「いいこと」から始めて、「いいこと」で締めくくるようにしましょう。
子どもを褒めてもいいですし、天気の話でもいいです。緊張がほぐれるような、相手がさらっと答えられる内容から始めます。
いきなり「最近の家での様子をおしえてください」なんて言ったら、身構えてなかなか答えがでない可能性があるので、第一声を安心して発してもらいましょう。
園での様子や保護者に聞きたいことや伝えたいことを伝え終わり、面談が終わりに差し掛かった時。
最後に子どもさんを褒めましょう。
面談のテーマが重い内容であれば、保護者を褒めることも忘れずに。
「先生から褒められた」という嬉しさは保護者の今後のがんばりにもつながります。
最後に「いいこと」で終わること。個人面談を有意義にする一番大事なコツです。