子どもに好かれる保育士とは?
子どもが好きで保育士になったのに、なぜか子どもに好かれない。
同僚のあの先生が子どもたちに人気なのはなぜ?
そんなお悩みをおもちの保育士さん必見!子どもたちに好かれるにはちょっとしたコツがあるんです。
■子どもに好かれるコツ
●しゃがんで目を合わせる
子どもに好かれるには子どもと同じ目線に立てるかどうかはとても重要なことです。
忙しさのあまり、話半分で聞いてしまったり、立ったまま上から声をかけたりすると、子どもたちに期待されなくなったり、威圧感をあたえてしまったりすることがあります。
子どもと話をするときはしゃがんで目を合わせ真剣に話を聞いてあげましょう。
●褒め上手であること
大人もそうですが、名前を呼ばれて褒められるとうれしいですよね。褒めてもらえると褒めてくれた相手に安心感を抱くものです。子どもたちも一人ひとりの名前を呼んでもらって、個性を認められるような褒め方をされると、保育士に対して安心しますし、もっとがんばろうと自然に能力を伸ばしていきます。一人ひとりの個性を褒めるためには日頃から子どもたちそれぞれをよく見て個性を見極めることが大切。「自分のことをよく見てくれる先生」と子どもに認識されれば、自然と人気が集まるでしょう。
●平等に接すること
これも子どもたち一人ひとりの個性によりますが、自然と話しかけてくる子どもも入れば、うちとけるのに時間がかかる子どももいます。
よく話しかけてきたり、甘え上手な子どもにはついつい仲良くしすぎてしまうきらいがありますが、特定の子どもに近づきすぎたり、逆に特定の子どもをさけたりといったようなことがないようにしましょう。どんな子どもにも平等に接することで子どもたちに安心感を与えることができます。
●自然で豊かな表情を出す
表情を顔にのせることが苦手な方もいますが、いつも無表情だと子どもたちには「何を考えているのかわからない先生」と思われてしまいます。
笑ったり驚いたり、楽しく明るい表情をたくさん見せてくれる先生には子どもたちの反応も変化をみせます。ただし自然な表情であることが大切です。あまりにもわざとらしい表情は(もとからそういうキャラクターであることが伝わっていたら別ですが)子どもたちを警戒させる可能性があります。
うちからあふれる自然な笑顔が子どもたちを引き寄せるのです。
●リラックスしている
仕事の忙しさや人間関係でイライラしたり、不安や緊張があったりすると子どもたちはそれを敏感に察知してしまうことがあります。
自分では表に出していないつもりでも、気持ちに落ち着きがないということが表情に出てしまうことがあるのです。とても難しいことではありますが、子どもたちと触れ合うときにはリラックスするようにしましょう。イライラや不安、緊張を感じさせない、いつもにこにこ明るくて優しい先生でいることが理想です。
■子どもにしかわからないこともある
周囲の大人からみたら、明るくて優しい保育士であっても、なぜか子どもたちから距離を置かれてしまうというケースがあります。
大人から見たら自然な笑顔で特に問題のない振る舞いだったとしても、子どもたちからみると違うのかもしれません。
子どもたちに好かれるコツを実践してみてもなぜかうまくいかない場合、それは「保育士の個性」としてできるかぎりのことをしていきましょう。
子どもたちにしかわからないことについては、深く考えすぎないことです。