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進むICT化で事故防止

2018.3.26 保育園ICT関連ニュース , , ,


おすすめの保育園ICT化の比較する保育システム ランキングでは、ICT化に関するニュースをご紹介しています。

進むICT化で事故防止
乳幼児の死亡事故が多発する睡眠時。深刻な人手不足で悩む保育の現場で睡眠時の乳幼児の呼吸や姿勢の様子は、なんもないこのように見えて手作業の多い保育士の精神的負担になってきました。
そんな中事故防止と保育士の業務軽減になるということで、国と支援している自治体が発表されました。

■園内での乳幼児の事故
人手不足が深刻な保育の現場。
特に死亡事故が多い睡眠中の乳幼児のために5分に1回保育士が呼吸や姿勢をチェックしリスト化している園も多いでしょう。
窒息や事故以外で睡眠中の乳幼児が死亡する「乳幼児突然死症候群」(SIDS)は、年間100件前後(厚生労働省調べ)に上りますが、くわしい原因は分かっていません。

■ICT化で保育士の負担を軽減
5分に一度を気にすることによる精神的な余裕のなさを軽減するために、乳幼児の就寝時見守りセンサー付きの聴きを導入する動きが活発になっています。
センサーを使っても保育士のチェックの回数を減らすことはありませんが、子どもの異常に対する早期発見や時間を教えてくれることによる保育士の心理的負担を和らげる狙いです。

■就寝時のセンサーとは
経済産業省が中心となり、保育現場のICT化を議論する検討会の実証実験に気協力している保育園に貸与されたセンサーは直径4センチ弱の円形。子どもの服に挟んで胸の近くに取り付けます。
呼吸による身体の動きや姿勢を感知して記録、保育士のもつタブレットに表示されます。うつぶせになった時や呼吸の異常を感知した場合はタブレットのアラームが鳴るという仕組みです。
シートに敷くパッドタイプのセンサーもあり、自治体が購入を後押しする動きも出ています。
厚労省も事故防止のための備品購入補助というかたちで3億1千万円を29年度補正予算で計上しました。

■保育士によるチェックは基本
前述の通りセンサーがあり、機械が教えてくれるからといってチェックを怠ることはありません。
保育現場での手作業をICT化を等して負担軽減につなげ、人材確保に繋げるためであって機械任せにすることはないのです。
人はどうしてもミスをするもの。センサーはミスを補完するものです。
機械は子どもがうつぶせになっても姿勢を直してはくれませんし、表情をみて対応することはできません。
保育士のプロの目によるチェックが基本なのです。

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