保育士施設で導入率の高いICTツールとは?
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「保育園・幼稚園におけるICTツール導入の実態調査」を実施した保育園・幼稚園向けのオンライン写真販売サービス「えんフォト」を運営する、うるる。その調査結果が公表されました。
保育士施設で導入率の高いICTツールとは?
厚生労働省が保育施設の職員の業務負担軽減のためICT等活用業務システム導入における補助金の施策を発表するなど、保育士の慢性的な人手不足、業務負担の改善を図るために保育のICT化を進めている一方で、その地域や施設によって導入の状況には格差があります。
それを踏まえて実際保育園や幼稚園等の保育施設でどの程度ICTが進んでいるのか、保護者目線で実態を調査するために「保育園・幼稚園におけるICTツール導入の実態調査」が実施されました。
調査対象は0〜6歳のお子さんをもち、幼稚園や保育園、認定こども園などの保育施設に通わせている保護者です。
導入率の高いICTツール
1位:緊急連絡・・・60.5%
2位:お知らせ、おたよりの配信・・・60.1%
3位:写真管理、販売ツール・・・55.2%
上記のような結果になり、また公立園と私立園では約3倍ICTツールの導入率が高いことがわかりました。
緊急連絡やお知らせの配信、写真販売ツールなどは保育施設側も保護者側も導入すると利便性が高くなる機能なので、どの保育施設も本当に必要な機能を導入していることがわかります。
そして保護者目線のため、上位のツールが保護者もICT化が進んでいることがわかりやすい機能が導入されていることがわかる結果となったのではないでしょうか。
今後の保育施設のICT化について
子どもが通っている園で今後積極的にICTツールを使用してほしいかという質問に対して「そう思う/とてもそう思う」と答えた保護者は以下の通りでした。
私立園・・・81.3%
公立園・・・71.2%
導入について高い期待度がある一方で
「特に手間だと感じたり今以上の利便性が欲しいと感じることがない」
「今導入されているICTツールでこと足りている」
といった意見も上がっています。
今後導入してほしいICTツールについて
1位:連絡帳・・・43.7%
2位:欠席連絡・・・39.9%
3位:キャッシュレス集金・・・38.4%
と、いう結果になりました。なくなったら困る機能についての質問では、「欠席連絡」、「緊急連絡」、「お知らせ、おたよりの配信」となっており、保育園とのコミュニケーションツールについて保護者が利便性を感じていることがよくわかります。