避難訓練にICTのシステムを活用しよう
地震や火災、水害などの災害時や不審者の侵入。
これらの災厄から子どもたちを守る義務が、保護者から預かる保育施設側にはあります。
避難訓練は繰り返し行うことで子どもたちにも覚えてもらうねらいがあり、また保護者への連絡方法やお子さんの受け渡し方法や避難ルートの共有などもその一環となります。
避難訓練に関するチェック項目や改善点に関すること、情報の共有などをICTシステムで行うとスムーズです。
非常時に電話がつながらなくともSNSはつながったという事例もあります。ぜひ避難訓練でICTシステムを活用していきましょう。
保護者との情報共有
園児情報や職員の労務管理などを行うICTシステム。
保護者や職員へのお知らせ機能を利用し災害時にメールの一斉送信が可能になります。
電力が使用できない場合に備えることも訓練の一環として、緊急時のポータブル電源を常備し、ICTシステムで保護者と繋がれるようにしておきましょう。
子どもたちの命を守る上で保護者との除法共有は必要不可欠。
ICTシステムを使用してメールの一斉送信から災害時や緊急時に連絡がいくことを保護者に都度伝えて、一緒に避難訓練をしているという意識を持ってもらうことにも有効です。
避難訓練のチェック事項
想定されるさまざまな訓練についてチェック事項を用い、保育士がそれぞれの端末で常に確認ができる避難訓練用の機能を備えたICTシステムがあります。
これまで年間計画や月次計画などでそれぞれ作られていたチェック項目やねらいなどを1つにまとめることができるのです。
子どもたちを誘導する訓練や消火訓練、保護者への情報共有の訓練やさまざまな災害を想定して避難経路などを考える図上訓練など、子どもたちとともに避難する以外、実際に有事の際にスムーズに行動できるようなチェック項目になっています。
繰り返し訓練を行うことで、保育士や保護者の方はもちろん、小さなお子さんも非常ベルにおびえて泣くだけでなく、落ち着いて保育士の話を聞けるようになります。
少しずつマイナーチェンジしながらより子どもたちの命を守る行動がとれるように精査していきましょう。
いかがでしょうか。
保育士同士で防災研修を行ったり、保護者も参加しての防災セミナーを開催したりして、その内容をICTシステムに取り込み、チェックやさまざまな避難訓練の精度をあげて取り組んでいきましょう。
ICTシステムでリアルタイムに情報を共有することができるため、従来より保護者の防災意識も高まっていると考えられます。
保育施設と保護者でICTシステムを介して子どもたちの命を守っていきましょう。