withコロナの写真販売 マスクを着用しても顔検出率94.1%!
昔保育園や幼稚園での写真販売というと、園内スペースに写真が貼りだされて、保護者が欲しい写真のナンバーを紙に書いて先生に渡すという方法でしたが、現在多くの園で写真販売もICT化され、オンラインでの販売、購入ができるようになっています。
保育園向け写真販売の流れ
保育園、幼稚園向けの写真販売サイトは多数あり、主にはホームページで単独で登録、販売されているもの、保育園管理ICTシステムの1機能として組み込まれているものがあります。
搭載されている機能の差はありますが、代表的な購入までの流れは以下の通りです。
①保育園が園児の写真を販売サイトへアップロード
②アップロード後、販売価格などの設定を行う
②登録が完了すると専用コードが発行されるので、その専用コードを保護者へ連絡
③保護者は専用コードで販売サイトへログイン
④欲しい写真の選択、サイズや加工するグッズなどを選択後、カートに入れて購入
⑤支払い方法を選択して決済
⑥約1週間後に購入した写真が自宅に届く
顔認証機能とは
写真を購入する際、園や施設側が子ども別に分けて設定し、販売してくれるケースもありますが、人数の多い園ではそのようなことは大変ですので、クラス単位でまとめて販売されるケースがほとんどです。多数アップされている写真の中から、単独で映っている場合はともかく、集合写真となると自分の子どもを探すのも一苦労です。
そこで役に立つ機能が「顔認証機能」です。「顔認証機能」とは、事前に自分の子どもの顔を登録しておくと、その顔に合致する写真を自動的に選択してくれるという非常に便利な機能です。
しかし、コロナ禍において子どもたちもマスクをするようになり、その検出率は40%程度に制度が落ちてしまっています。
そこで、マスクでも性格に顔認証ができるように改善されたのが、株式会社ルクレが提供する、みんなの写真屋さんの「うちの子AI」です。こちらのAI機能では検出率をなんと94.1%まで改善されたということです。
顔の一部を隠したデータセットを学習させることで、高い検出率を復活させ、これまで通りの快適な顔認証ができるようになっています。
進化する写真販売ICTシステム
現在写真販売ICTシステムでは、従来通りのプリントで購入のほか、データでのダウンロード販売、パネルやポストカード、カレンダーなどのグッズに展開できる他、今回ご紹介したみんなの写真屋さんでは「LINEスタンプ」にアレンジすることも可能となっています。
可愛いお子さんの世界に一つだけのラインスタンプを作って、家族間のLINEグループで使用、というのも素敵ですよね。また、写真に限らず動画の販売ができるところもあります。
園側もこれまでアップロードした写真を使って、特別なスキルがなくても簡単にかわいらしい卒園アルバムが作れるようになっています。
このように写真販売もICT化されることによって、より便利に日々進化を続けているようですね。