保育施設運営者が身につけておきたいITリテラシー
保育ICTシステムを活用して業務効率化の動きが広まっています。
便利になる反面、ITに対する基礎的知識がなければ思うように使いこなせなかったり、情報漏洩などのリスクが伴う場合も。
このITに対する基礎的知識やスキルを「ITリテラシー」と呼び、保育施設経営者には園や子どもたちを守るために最低限身につけておきたい「ITリテラシー」があります。
こちらでは最低限身につけておきたい「ITリテラシー」についてご紹介しましょう。
■ITリテラシーとは
ITIに対する基礎的知識・スキル「ITリテラシー」。一般的には情報基礎リテラシー・コンピュータリテラシー・ネットリテラシーがあげられます。
ICTシステムを正しく活用するためにも保育施設経営者がITリテラシーを身につける必要があります。
その上で園職員全員がITリテラシーを身につけられるように、研修やマニュアル作りなどICTシステム導入に向けて準備を進めましょう。
■保育施設経営者に必要なITリテラシー
●情報基礎リテラシー
求めている情報にたどり着くスキル=情報基礎リテラシー。
欲しい情報にを得るために正しいツールを選び、使いこなしてその情報にたどり着いているのであれば、情報基礎リテラシーをもっている状態です。
複数の情報を比較して正しい情報を得られることも情報基礎リテラシーのスキルとして重要となります。
例えば、たくさんあるICTシステムの中からサービス比較サイトや提供元のホームページを参考にして自園にあったシステムを選ぶ。
こういった情報基礎リテラシーがなければ自園に合わないシステムを導入してしまうことになりかねません。
●コンピュータリテラシー
パソコンやタブレット、スマートフォンなどのIT機器を操作する知識やスキルをコンピュータリテラシーといいます。
IT機器に対する一般的な知識や種類、機能、活用できるシーンといった知識のことです。
パソコンやスマホなどのIT機器を操作する基本的なスキルですね。
キーボードやマウスの操作から、プログラミングなどの専門的な知識・スキルまで多岐にわたるコンピュータリテラシー。
保育施設の経営者であれば、キーボードやマウスの操作、表計算や文書作成ソフトなどの操作、端末内のフォルダ管理の仕方、メール機能など内外でのやりとりツールの使い方は最低限持っておきたいところです。
●ネットワークリテラシー
情報セキュリティやコンプライアンスなど安全に正しくインターネットを活用するための基礎知識がネットワークリテラシーです。
情報漏洩などのニュースで耳にしたことがあるのではないでしょうか。
情報セキュリティは外部からの不正アクセスや不審な添付メール、内部でのメールご送信や情報の紛失など、注意しなければいけないことやしてはいけないことの知識のことをさします。
コンプライアンスは著作権や個人情報保護などITにおける法律に関する内容です。
保育施設の経営者は多くの個人情報を扱っているので、特にコンプライアンスについては知識を深める必要があるでしょう。