保育ICT化の課題への対処法
保育ICTシステムの導入による保育施設のICT化は、保育士の離職を防ぐためにも導入が急務です。
大きなメリットもありますが、導入が進まないのには課題があるためと言われています。
こちらではICT化をしたことで生まれる課題への対処法についてご紹介しましょう。
■問題を明確にする
「便利なだけではない?保育ICT化の課題」
で紹介したように、導入した保育施設によって不満や問題といった課題の内容は異なります。
例えば、パソコンやタブレットなどの端末が少ないこと、パソコンやICT化に対して詳しい職員がいないこと、職員のパソコンスキルが不足していることなど、まずは問題を明確にしましょう。
その上でそれぞれの問題をどのように対処していくか対策を考えます。
■問題に合った対策を考える
問題を明確にしたら、その問題にあった対処法を考え、実施しましょう。
ICT化に対する知識が少ない、詳しい職員がいないという場合は、ICTシステムを提供している企業のサポートを受けながら勉強会や研修を開いてはいかがでしょうか。
また、パソコンやタブレット操作のスキルは園内で本やDVDといったマニュアル、スキルを学べる内容のものを共有するといった対策もあります。
システムの使い方がわからず問い合わせが増えると予想するのであれば、問い合わせに対する作業フローやマニュアルを用意してすぐに確認できる状態を作っておくようにしましょう。
用途に応じた対策を練っておくことが大切になります。
■課題やトラブルが起きないように進める
導入前のシステム選びも問題が起きないための対策になります。
業務を自動化し、効率的に仕事を進められるシステムとしてICT化は進められているので、本当に保育士をはじめとした保育施設の職員が必要としているシステムを搭載しているシステムを選ぶべきでしょう。
それも保育施設によってカスタマイズが可能なシステムがおすすめです。
パソコンスキルが少ない職員が多い場合、簡単な操作で対応できるシステムや、アフターフォローの体制が充実しているシステムを選ぶなど、職場の状況に合ったシステムを選ぶようにします。
適切なシステムを選ぶ事によってICTシステムを導入してすぐのトラブルを最小限に抑えることができるでしょう。